転職は視野を広く持つべし!

職場にもよるが、介護従事者は収入が低かったり、勤務時間が長かったりして、転職を考えてる人が少なくない。では、そんなときには、一体どのような職場に注目すればいいのだろうか。

まず、紹介したいのが、近年増加している身障者向けの就業支援センターだ。こちらは、厚生労働省からの補助金が拠出される関係で、利益重視の仕事になりにくいという特性がある。利用者を次から次へと劣悪な職場に送り込むといったようなことにならず、利用者が安心して長く働けるように真剣にサポートしているのが特徴だ。また、収入面も恵まれおり、近年転職者は異業界からも増加傾向にあるが、介護職経験者は重宝されるので、好待遇で働ける可能性が高いと言える。高齢者介護ではないものの、スキルを活かしてキャリアアップも図れるだろう。

それから、介護職経験者は、利用者がどのような点で困ているのかに気づく能力に長けている人が多いので、発達障害児童向けの教育支援センターもおすすめしたい。こちらは近年話題になっているADHDを患ってる子どもに対応しており、学習障害等を併発してる場合は教育的指導に加えて、児童にどのような特性や適性があるかを自覚させるサポートも行っている。そのため、介護経験に加えて、教育指導者の経験や資格があると即戦力として活躍できるだろう。

このように、少し視点を変えると、介護職の経験が活かせる職場はいくつも見つけられるので、従来の高齢者介護施設と併せて、上記の施設にも目を向けてみるといいかもしれない。